I'm sorry. In Japanese only.


2002 Molson Indy Montreal 観戦記 by Umi



モントリオール

日本の夕方発、バンクーバーで乗り継いで モントリオールに行きました。 モントリオールには現地時間同日の深夜近くに着きました。 空港から市街地までは、バスで30分ちょっと。

現地での表記はフランス語がほとんど。 現地の方は大体フランス語で話している方が多いようですが、 店員さんなどは英語も使ってくれます。 治安も悪くなく、観光にもとても楽しい良いところです。 他のカナダの都市とは全く違う感じで面白い。市内は地下鉄での移動が便利。 サーキットへも地下鉄で行けます。

現地の方はどちらかというと人懐こい感じで、 目が合うとニコッとしてくれることが多かったかな。


サーキットとチケット

ジル ビルヌーブ サーキットは、ご存知のとおり、 F1カナダGPが行なわれているサーキットで、 セントローレンス川の中州にあたるノートルダム島にあります。 市街中心地からも近く、地下鉄のイエロー線の 駅から徒歩で行く人がほとんどです。 駅は隣の中洲にあたるサンテレーヌ島にあるため、 サーキットに行くには必ず橋を渡り、かなり歩きます。 ヘアピン付近はまだ近い方で、CARTパドック、ターン1,2あたりまでは ものすごく歩きます。

コース脇に24時間営業のカジノがあるのですが、 実はそこまで駅から無料バスで行けます。 駅を出て左にバスターミナルがあって、 そこから出ます。私は体力温存の為にバスを使いました。 カジノに行く人以外はあまり乗っていませんでした。 朝が早かったりしてタイミングが悪いとバスがなかなか来ない時が あるようですが、歩く距離はかなり縮まります。

チケットは Molson Indy の公式サイトで事前に買いました。
http://www.molsonindy.com/index.html
クレジットカード決済で、 日本に郵送してもらいました。ちょうど1ヶ月前くらいに届いたかな? 今回私は、今年改修されてちょっと延びたピット出口とコースの合流地点、 ターン2脇のシルバースタンド+パドックパスを買いました。 このスタンドは近くに大型ビジョンが1つあり、スタートとゴールが見えて ターン1-2が目前、 ピットストップ後の順位もすぐに把握できるので見ごたえのある場所 だと思います。

また、ここは絶好の撮影ポイントのようで、 常にコース脇にカメラマンがズラッと並んでいました。
金曜朝のプラクティス中では、CARTの最初のセッションだし、 コースのライン上に砂があったのか、 目の前でスピンをする車が続出でした。

ちなみに2002年のチケットのお値段は、
金曜日:シルバースタンドC$31.50、パドックパスC$9.50
土曜日:シルバースタンドC$46.50、パドックパスC$11.50
日曜日:シルバースタンドC$121.50、パドックパスC$28.50 合計:C$249
注文時には3日間通し券のようなものを頼んだはずなんだけど、 ご丁寧にも全部チケットはバラ。かなり質の良い紙で6枚。 6枚全部をチケットホルダーに入れて首から下げると、結構重たい。 それに加えて、それぞれ1枚ずつの、 チケットと同じ紙のレシートも送られてきました。

場内放送はフランス語と英語を交互にしてくれましたが、 何かあったときや大事なところはまず初めにフランス語なので、 周りの観客が沸いていても良くわからないことが度々あったかな? ちなみにパンフレットもフランス語と英語の両方で表記されてました。 助かった。

サーキットが細長いので、端から端に移動するのはものすごく大変です。 CARTパドックはスタートラインとターン1,2の間のあたりにあるですが、 サポートレースのパドックはヘアピンよりさらに遠くにあり、 歩いて行き来するのはものすごく大変でした。


レースの前々日と前日

カジノ行きのバスでカジノまで行ってそこから徒歩で行く行き方だと、 そこいらじゅうが準備中で途中の陸橋が飾り付け中だったり、 セキュリティの人がいたりしましたが、とくに止められることもなく パドックに入れてしまいました。さすがに一般客は見かけなかった。 徒歩ルートだとクローズといわれて入れなかったようです。

前々日の午後は、まだトランスポーターが到着していないチームがあったり、 また、到着しているチームはテントを設営していたり。 私が行った午後から夕方にかけては、 ドライバーは見かけませんでした。チーム・ターゲットをはじめ、 チームのパドックとホスピタリティの位置を大体確認。

前日は雨だったため、一応午後に行ってみたのですがあまり長居せず、 パドックとホスピタリティを1周して帰ってきちゃいました。 見かけたのは ダリオ フランキッティ と  アレックス タグリアーニ のみ。 途中の陸橋で作業中のおじさんにフランス語で話し掛けられて、 う〜わからない〜、とちょっとあたふたしたら、 空を指差して「雨で残念だね。」みたいなことを言ってたようでした。 ホント。うんうん、とうなづきました。


地元のチーム・プレイヤース

地元ということもあって、前々日から街中でピットストップチャレンジなどの イベントがあったようです。イベントの為に通行止めに なっている道路がかなりありました。 レースの当日も、夜一番賑わっているらしい クレセント通りにはステージが出来ていて、 ジャック ビルヌーブの優勝車も飾られてたりして、 ものすごい賑わい様でした。 ちなみにジャックがオーナーのレストラン&バー、 New Town もこの通りの角にあります。 金曜の夜には2階のレストランに  ポール トレイシー や ジミー バッサー が来たみたい。

パドックも混んでいます。 とくに当然ながらチーム・プレイヤースの周囲はものすごい人垣が 出来ていました。なにせカナダ人はでかいので、私には分厚い壁状態。 パドック内はほとんど見えませんでした。


スコットのパパとママ

モントリオールにはスコットのパパとママも来ていました。

金曜日にパパがパドックのトランスポーターのところ座っていたので 手を振ったら、今年のもてぎで会ったことを覚えていてくれて、
「ハロ〜。元気?」と近くにすぐ来てくれました。 もてぎの時にkanakoちゃんが撮ってくれた写真(Memorabilia参照) がとてもいい感じだったのでフレームに入れてプレゼントしたら、 すごく喜んでくれました。

そのやりとりを見つけてくれたのか、ママも近くに来てくれて、
再び「あらぁ、元気だった?」。ママも覚えててくれました。

その後、パパは本当に嬉しかった様で、 プレゼントした写真をメカニックとかにも見せていました。 喜んでくれてよかった〜。Kanakoちゃん、どうもありがとう!


今回の自作応援グッズ

今回は自作応援グッズとして「旗」を作ってみました。
簡単にできるかなぁ?と思って作り始めたんですけど、 いろいろと大仕事になってしまいました。 実は出かけるちょっと前から、 Memorabiliaにこっそりアップしたおいたのですけどね〜。
赤のバックに白字で「 SCOTT  GO !!」。 Oのところをターゲットのロゴの◎にしてみました。

現地でどこかに貼るところはないかなぁと探したんですが、 さすがにチーム・プレイヤースを熱狂的に応援しているケベック人の中に 貼る勇気もなく、スコットのパパに会えた時に、
「これ、作ったんですけど、貼る場所が見つからなかったので、 よろしければどこかに貼ってください。」
と渡しました。が、私の英語が下手で上手く伝わらず、 スコットのでかいサインをもらっておいてくれました(苦笑)。 結果往来?かもしれないけど、 それにしても私の英語、全然通じてなかったとは、 ちょっとショック。

「これ、もしよろしければどこかに貼ってください。 レース後にパドックに取りに行きます。」
ともう1回頼んだら今度は伝わったみたいなんですけど、 レース終了直後にすぐにパドックに入れなくて、 その間に帰ってしまったようで、 結局ディクソン一家にはレース後は会えませんでした。 ということで、今、残念ながら手元にありません。 それならその旗は今シーズン中は持っててくれて、 どこかに飾っててくれるといいなぁ♪


スコット応援記

毎朝パドック直行で、9時頃に着くように出かけてました。 モントリオールのパドックの並びは、 誰かのパドックの前につきっきりになると 他のドライバーに会うのはなかなか難しいような感じの並び方です。 しかも昼間はものすごい人数の観客で、もう動くのも大変です。 車を間近で見ることがとてもめずらしいのか、 ドライバーが居る居ないに関わらず、 パドックからピットに運ぶ途中の車や、パドック内で エンジンを吹かしているところには、 ものすごい人垣が一瞬ででき、それが終わるとサーッとはけます。 夕方はやっと観客もひき、 ドライバーも着替えてフラッとしているし、少しゆったりブラブラ出来ます。

スコットがパドックに来る時間を見計らって、 チーム・ターゲットのパドックに行ってみたけど、 行ってもちょっと写真を撮るくらいだったかな?  ドライバー達はパドックとピット、ホスピタリティなどとの移動に いつもどおりバイクや自転車を使っていて、 スコットはサッとバイクに乗ってブンブン飛ばして行ってしまうので、 なかなか上手く写真は撮れないしね。

その他はパドックをブラブラしていました。 とにかく日差しが強いので、することがない時は木陰を探して 何かをつまみながら休んでいました。

金曜朝は初めから調子が悪くなさそうで、 他の車がターン1,2でなかなか上手く走れてなさそうな時にも、 私の素人目にもスコットはなんとなく良い感じに見えました。 現地で Live Timing が見たい。。。
そうそう、ヘルメットのカラーリングが 少しだけ変ったことに気づきました。 バンクーバーでMIDORIさんが撮ってくれた写真では、 まだこのサイトのトップに使っているのと同じカラーリングだったんだけど。

その日の午後の予選は2位。すばらしい!! しかーし、不良ファンの私はプラクティス後に サポートレースのパドックまで行って、 あまりの遠さに戻って来れず、実は予選を見ずに パドックに向かって歩いていました。 しかも結果を知ったのは夜インターネットカフェに行って cart.comを開いた時。ファン失格?

金曜夕方、オートグラフセッションがありました。 CARTパドックからかなり離れた場所で行なわれることがわかった ため、そこには行かず、 セッションから戻ってきたころにパドックに行って サインをもらうことを狙ってみました。 オートグラフセッション後にそのまま駅に向かった 観客が多かったのか、 パドックはガラガラになり、 kevinさんから頼まれていたサインを落ち着いて ゆっくりもらうことができました。、 どうやら私のことを覚えてくれてたみたいですね〜。 スコットのTシャツを作る(Memorabilia参照)ようなファンなんて、 さすがにそんなにいないんでしょうねぇ。

ディクソン一家が帰る時に、今度は写真を一緒に撮ってもらいました。 夕方はやっぱりゆったりしてて、ドライバーもリラックスしてるから、 気軽に話せていいわぁ。 予選結果を知っていたら、私はもっと興奮しちゃってただろうけど、 勢いに任せてもっとしゃべれていたかもね。。。反省。 その後、他のドライバーより早めに家族一緒に帰っていきました。

土曜日はなんとプラクティス中にエンジンブロー。 メカニックたちは昼食抜きで手際よく車をどんどんばらして、 予選に向けて組み直していました。 スコットもセッション終了後に着替えてすぐに出てきて、 しばらく車の脇で見ていました。 私もしばらくパドックで車がばらされる様子を見ていたんですけど、 すごいのね。車のことは全然わからないんだけど、すごいと思った。
その間に、実は99年Indy Lights 時代のチームのオーナーにもあたる、 ステファン ヨハンソン がパドックにやってきて、 ディクソン一家としばらく話していました。 ステファンはしょっちゅうスコットのパドックに来ていました。

土曜の予選はさすがにスタンドで見ました。 このモントリオールのレースから、今年の今までの予選ルールが変更され、 予選直前に15分間のウォームアップがあって、10分中断後、 予選が35分、そのうち確実に30分は走行が保障されるという ことになりました。 周回は今までどおり15周、タイヤはウォームアップと予選と 別のものを使えるとのこと。 予選直前のウォームアップはプライマリーカーだったのに、 途中からバックアップカーに乗っていたので、やっぱり どこか調子悪いんだなぁとは思っていたけど、タイムはビリから2,3番目。 (あとからコメントを読んだら、今度はプライマリーカーのギアが壊れ、 バックアップカーを調整する程時間がなかったとのこと。) これではきっと金曜のタイムの方が良いんだろうなぁと思いながら、 正確なスターティンググリッドもわからずに、 不安なままその日を過ごしました。
今回、スコットのプライマリーカーには、 ロールバー上にオンボードカメラが付いてたので見分けやすかった。

予選後、TOYOTAアトランティックの決勝があったのですが、 そのスタートを、スコットはパドック奥の金網によじ登って見ていました。 写真に撮っちゃおうかと思ったんだけど、間に合わなかった。

土曜夕方、また帰り際に会えたので、 昨日と同様、kevinさんから頼まれたサインをもらいながら 「とにかく優勝を本当に心から願ってるから。」って言ったら、 「me, too.」と言って、その日も早めに一家揃って帰っていきました。

日曜朝は、もう今日で終わりかぁと思うと、 今度いつレースが見れるかわからないので、 ちょっと哀しくなってきました。さすがに疲れは溜まってきているんだけど、 最後だし思いっきり楽しもうと思いながら、 もてぎの時にスコットにサインをもらった、 ニュージーランド国旗がデカデカとある「I love Scott.」自作Tシャツ (Memorabilia参照)を着て行きました。 地下鉄内ではさすがにちょっと恥ずかしかったかな。

日曜のウォームアップセッション後、 パドックの人ごみの中を相変わらずブラブラと歩いていたら、 相変わらず無愛想にホスピタリティからパドックに 向かってバイクでブンブン飛ばすスコットが前から来て、 あ、スコットだ!と思ったら、 私に気づいて左手をちょこっと上げてくれました。 おぉ〜〜〜、これはすごい!今回の一番の収穫!!!と、 勝手に思うことに。かわいいわぁ。 これで「ハ〜イ!」とか大声で言われたら、スコットらしくないしね〜。 kevinさん曰く、これが限界。ホントにそうかも。

決勝直前にパドックの前で「スコットならできるよ。頑張って!」 と言ったら、いつものように「Yah」と言って急いで出て行きました。 ぎりぎりまでパドックに居たので、 7番グリッドだったスコットのドライバーズ・パレードを見損ねた。 観衆に笑顔を振りまいてるかもしれない貴重なスコット?を見逃した。 私、このパレード、ほとんど見れたことがないのね。 その後もセレモニーは続いて、 アメリカとカナダの国歌斉唱の時には、いよいよきたぁ〜!って感じで、 ちょっと泣きそうになってしまった。

スタート直後、スコットは私の目の前の2コーナーでの混乱で、 前を走っていたチームメイトのケニー ブラックと共に押し出されて 行き場を失い、ケニーはリタイア、 スコットはものすごく順位を落としてしまった。 レース直後に何かあるだろうと思ってココのスタンドに決めたんだけど、 スコットが巻き込まれてしまっていた。最悪だぁ。 その後、一時高木虎之介の直後について、間違いなくスコットのほうが 車の調子が良さそうでヘアピンで仕掛けたけど、 失敗して少しオーバーラン。 それ以外は周回中の抜きつ抜かれつはほとんどなかったのですが、 とにかくスコットらしさを発揮し徐々に挽回。 ピット作業が素晴らしく順調に進んでピットストップごとに 着実に順位を上げ、今季最高位タイの5位目前。 ところが残り3周で、なーんと、 スコットの車がスローダウンし白煙が出ていました。 あとでコメントを読んだらギアボックスが壊れたとの事。 あぁ〜〜〜〜〜〜〜。そんなぁ〜。結果10位でした。 仕方がない。これもレース。。。

レース終了後、ホスピタリティとパドック出入り口が閉められていて、 関係者やゲスト以外は入れなくなっていました。 途方にくれてフラフラしていたら、 なーんと少し離れた今まで出入り口がなかったところに、 パドック入り口を発見!どうやらもうパドックパスを 持っていなくても入れるようでした。 チーム・ターゲットのパドックは、 ブルーノ ジュンケイラ も早々にリタイアしていたため 他チームより片づけが進んでいました。 ディクソン一家もすぐに帰ってしまったらしく前述のとおり会えませんでした。その後もセキュリティが客を追い出しにかかる6時頃までパドックをブラブラと歩き、帰途に着きました。あぁ、本当に終わっちゃったんだなぁ。次はいつ来れるんだろう?

でもとにかく全部が楽しかったです。
スコットも、スコットのパパとママも、現地で出来た友達も、 みんなみんなどうもありがとう。


クリスチャンとポッキー

クリスチャン フィッティパルディ が大のポッキー好きということを MIDORIさんから聞いていたので、 日本からお土産にポッキーを2箱持っていきました。金曜夕方、
「友達のMIDORIから、クリスチャンはポッキーが大好きだって聞いたから」 と言って渡したら、
とてもフレンドリーに「サンキュー。お土産にはポッキーがベストだね。」 と言ってくれました。

そこで私の持ってたデジカメを見て「写真撮ろうぜ!」ってことになり、
ニュージーランド国旗が描いてある赤いTシャツを着ている私 (そんなことは目に入ってなかったんでしょうけど)は、 あれよあれよという間にクリスチャンと肩を組んで写真を撮る ことになってしまいました。
しかも、その間近に トニー カナーン がいたんだけど、 そのやり取りを見てて、
「お、それなら俺が撮ってやるぜ!」 とカメラマンをかってでてくれて、
 << 日本のポッキー2箱を持つクリスチャンと肩を組む私を トニーが撮った写真 >>
という、不思議だけどすごい写真が出来上がってしまいました。。。 これが結構良く撮れてるんだよね〜。 今のCART界で確実に1,2を争う陽気なブラジル人のノリに、 すっぽりはまってしまいました。

お陰で2日目も3日目も、クリスチャンと会うとハロ〜!と 声をかけてくれました。 レース後に会ったときにも「ポッキーありがとね。」と言ってくれました。
クリスチャン、こちらこそ、楽しい思い出をありがとう。


これだから現地観戦がやめられないんだよね〜♪


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