I'm sorry. In Japanese only.


2013 IZOD Indycar Series Rd.13 Mid Ohio 観戦記 by Umi



ミドオハイオでIndycar観戦

Mid-Ohio Sports Car Course 公式サイト

 

去年、ミドオハイオで観戦するはずでしたが、都合で急遽キャンセル。 今年、やっと行けました!

オハイオ州の真ん中辺りにある、レキシントンという町にある常設コース。 ここは、トウモロコシ畑の中にあるコースで、車で行かないとダメですね。。。

成田からユナイテッド航空を利用し、ワシントンDC乗換でクリーブランド国際空港へ。 夏休みだったので混んでいて、ワシントンDC乗換になってしまいました。遠かった・・・。 ちなみに、2007年までクリーブランドでChampcarが行われていましたが、 その時に使われていた、エリー湖沿岸のクリーブランド・バーク・レイクフロント空港ではなく、 もう少し南にあるクリーブランド・ホプキンス国際空港。ユナイテッド航空のハブ空港です。

1泊目は、空港近くのLa Quinta Inn Cleveland Airport North。 シャトルバスで向かいます。機内でちょっと胃腸の調子を崩してしまったので、 その日は、そのまま寝てしまいました。 でも、徒歩圏内にコンビニやレストランなどがあるので、食べ物には困りません。

翌朝、シャトルで空港近くのレンタカーカウンターまで送ってもらって、そこからは車で移動。 1つの建物内に全レンタカー会社のカウンターが並んでいて、とても便利。 レキシントン近くのマンスフィールド郊外まで、車で南下して1時間強。

日曜朝までは、Travelodge Mansfieldに宿泊。 レース場まで、車で10分ちょっと。近くに24時間営業の大型スーパー・ウォルマートがあって便利。 ウォルマートには、マルコがサイン会に来ていたようでした。 ホテル敷地内にメキシコ料理のレストランがあり、評判が良いのか、金曜夜は並んでいました。 周辺にファストフードや飲食店もありますが、選択肢は限られてます。 ホテルは、改装はしてあるものの古いかな? ミドオハイオは周辺にあるホテルの数が少ないので、 行くとなれば、かなり早めに予約しておかないと、遠くからの通いになるので要注意です。 なので、多少古くても、ネットが使えるし、近さでOKってことで。

決勝後はクリーブランドまで戻り、再び空港近くのLa Quinta Inn Cleveland Airport North。 マンスフィールドより夕食の選択肢が増えるのと、翌朝の帰国に備えて。





いよいよ、久しぶりのレースへ

とにかく楽しみでした。 例年ミドオハイオは蒸し暑いようで、覚悟していったのですが、 今回は涼しかった。 日中も22℃位までしかあがらず、 そして朝晩はかなり涼しく、毎朝、車に露がついていました。 ただ、日差しは強くて、ジリジリ日焼けします。

車での移動。レース場へはレキシントンの町を抜けていくルートで、 途中に案内板が出ていたりして、あまり迷うことなく着けます。 チケットを購入済みの人、Will Callで受け取る人、クレデンシャルオフィス等によって、 入場ゲートが違うので、要確認。
また、メインの道路が1本で決勝後の渋滞が予想できたので、 金曜夜に「抜け道対策」を練って、2日目以降は抜け道で行き来しました。 お陰で、信号もほとんどなく、そして決勝後も渋滞にはまることなく、快適に帰れました。





場内の雰囲気




ピットに隣接した場所に、Indycarのパドックがあります。 その奥には、チームのホスピタリティテントや、 ドライバーの乗ってきているモーターホームの駐車エリアがあり、 そのさらに奥に、 サポートレースのPirelli World Challenge Championships、 USF2000 National Championship、Pro Mazda Championshipのパドック。 どこのパドックも、ガレージが所狭しと並んでいます。

Indycarパドックには、常設ガレージの向かい側にトランスポーターが並んでとめてあります。 ガレージ脇に階段があり、上って2階廊下からガレージ内が見下ろせるようになっていて、 作業を上から見ることができます。色々とよーく見えますよ。 屋根もあるので、日差しから避けることもできます。 一部のガレージはピットに面しているので、 セッション中に2階に上がれば、セッションも見れます。 場所としては、ちょっと狭くてごちゃごちゃした感じ。土日はかなり混雑していました。

金曜朝は、いつもの光景ですが、コアなファンが ドライバーのサインを着々とゲットしています。 人では多くはありませんが、 パドック自体がちょっと狭いので、 場所によってはかなりごちゃごちゃしていました。 パドック内にも、軽食やパンフレットが買える店があります。

パドックを出てターン1上のオーバーブリッジを越え、 インフィールドに入ると、Fan Village、食べ物、飲み物の出店、 レースグッズ販売、などがあります。 2日目夕方にあったサイン会は、Fan Villageで行われました。
ホンダのブースもありました。 ダリオの今年のIndy500の車が置いてあったり、 ドライバーのヘルメットを被るとゲームができるようになっていたり。

場内の行き来は、ゴルフカートの無料シャトルに乗ればかなり楽です。 ただ、決勝日はかなり混んでいて、満員で乗れないこともありそう。





サイン会

一般エリアの一角のFan Villageで、土曜日の夕方にサイン会がありました。 ドライバーは、各自のバイクやチームのゴルフカートで乗り付けます。 かなり前から、サイン会に並ぶ列ができていたらしく、 30分前位に着いたら、もう長蛇の列。

ドライバーが2グループに分けられており、 グループごとにファンが列を作って並び、 そのグループのドライバーのサインを次々にもらっていく、という方式。

スコットのいる列に並びましたが、並んだ時点で既に 「ここだと、時間内にサインをもらえるかわからない。 もう1つの列の方が短いので、そちらをお勧めします。」と言われました。 サイン会が開始され、列が進んでいった後も、何度か 「時間内にサインをもらえるかわからない。もしもらえなかったら、 ドライバーがサインを書いて置いていったカードを受け取るのみとなります。」 とのことでしたが、まぁ、仕方ないのでそのまま並んでいました。 明らかに、もう1つの列より進みがゆっくりで、最後までヒヤヒヤでしたが、 なんとか「ラスト10人、これで終わりです。」という 中に入り、ぎりぎりでもらえました。急かされて あまり沢山ドライバーと話せなかったけど、まぁ良しということで。




去年と今年のルーキーさん達

        
#77 Simon Pagenaud
Schmidt Hamilton HP Racing
速いよね〜。特にストリートとロード。チャンプカー、ALMSなど経験値大。でも一応2011年はルーキー扱いでした。ボルチモア終了時点で、ポイント3位!
#67 Josef Newgarden
Sarah Fisher Hartman Racing
この方も若いが速い。サラのチームで速さを見せてるので、やっぱり速いんだと思います。もう少し上位常連になれるといいですね。
#55 Tristan Vautier
Schmidt Hamilton HP Racing
今年唯一のルーキー。フランス人ですが、スターマツダ、インディライツと近年まれにみる、順番通りにステップラダーシステムをあがってきたドライバー。まだ粗削り感満載。1年目だからね。
#18 James Davison
Dale Coyne Racing
インディライツ、グランダムで経験を積んであがってきたオーストラリア人。久々のオープンホイールで、ミドオハイオとソノマで走りました。ミドオハイオはライツ時代に勝っているので、抜擢されたのかも?。
#98 Luca Filippi
Barracuda Racing
タグリアーニに代わって、ブライアン・ハータのいるバラクーダレーシングで、ミドオハイオから急遽参戦のイタリア人。ボルチモアでも走っています。まだ未知数。今後の活躍を期待。たまたま、後ろにハータが見切れてました。
#18 Stefan Wilson
Dale Coyne Racing
ジャスティンの弟。3年前エドモントンでも会いました。弟も背が高いよ〜。ミドオハイオ中に、ボルチモアでの兄弟同チームで参戦が決定し、「おめでとう!」というととても喜んでいました。目つぶっちゃってました。
#19 Carlos Munoz
Andretti Racing
アンドレッティからインディライツ参戦中のコロンビア人。Indy500スポット参戦でいきなり2位の大金星。トロントでも、骨折したブリスコーに代わり、急遽走りました。ライツもあったからね。来季あたり、上がってくるんでしょうか?





こんな方々を見かけました

久々の観戦で、以前よりも写真をあまり撮ってないんですけど、 パドック内をよくフラフラしていて見かけた方々をご紹介。

現地TV・NBCで解説をしているタウンゼント・ベル。 ペンスキーのガレージ付近で見かけました。 取材とかしてたのかな?

トロントで骨折してしまったライアン・ブリスコーは、 パンサーレーシングのポロシャツを着て、来ていました。 左手首の手術の傷が痛々しかったですが、 軽めの黒の固定装具に変わっていて、順調な回復のようでした。 いつから走れる?と聞くと、ソノマから、と言っていました。 でも、その後はALMSのレースとかぶっていることもあり、 Indycarは乗らないことになっちゃったけどね。 個人的には、オリオルも好きなので、オリオルにも頑張ってもらいたいです。

そのパンサーを突然解雇されてしまった、JRヒルデブランド。 バラクーダレーシングのガレージに居ました。 近々乗るのかな?と思っていたら、ソノマで乗りましたね。 ボルチモアは、またルカ・フィリッピになっていましたが、 またいつか乗るのかな?

Indy500で琢磨選手のチームメイトだった、コナー・デイリー。 セッション中に、AJフォイトのピットに居ました。 ジェイムス・ダビソンに写真を撮らせてもらった時に、 「あいつもIndycarドライバーだよ」と教えてもらって、初めて気が付きました。

サラ・フィッシャー。久々にお見かけしました。 お子ちゃまがチームトレーラーの前で遊んでいて、 そこにサラが来ました。以前と変わらずとても素敵な笑顔で、 サインをいただきました。

ブライアン・ハータ。久々にお話しできました。 サインをもらいに行ったら、なかなか高いテンションで ハータ「あー、君たち覚えているよ!えーっと、トニーのファンだっけ?」、 私「(Tシャツ見せながら)あ、スコットのファンなんです。」、ハータ「あ、そうだった。写真撮ろうよ。」と、 一緒にいたスタッフにカメラマンを頼んで、写真を一緒に撮っていただきました。 良い人だ〜。

余談:ステファン・ヨハンソン見かけないなぁ、来てないんだなぁと思ったら、 同時期にもてぎに来てたのね〜。まさか、日本にいたとは。 自分の時計ブランドとレース事業展開のプロモーションのようですが、 会えなくてかなり残念。







その他もろもろ


スペシャルカラーな方々。写真左から#10ダリオ、#55ボーティエ、#4オリオル。 オリオルは、タイヤまでピンクのラインが入っていました。 はじめは、レッドタイヤの代わりにピンクラインが入っているのかと思っていたのですが、 レッドタイヤはレッドのライン、ブラックタイヤにピンクのラインが入っているんだ、と気付きました。


トニーのモーターホーム。モーターホームまでこのカラーリング。 うしろに、そのまんまTKanaanって書いちゃってあるし、 トニーを知っている人にとっては、その辺走っててもバレバレなんですけど、 大丈夫なのかしら?とちょっと心配になってしまいました。





FirestoneのFirebirdです。よく、バズーカ砲みたいなのを持って、客席に向かってボンボン打ち込むんですが、 今回は手投げ。Firestoneのおじさまが、いっぱいTシャツを入れたバッグを持ってFirebirdに帯同します。 私はその様子を写真に撮っていたのですが、なんと、うちの主人がどこかでTシャツをゲットしてきました。 白いテープでぐるぐる巻きにされていて、広げてみたらこんな感じ。 表にはFirebird、背中には今年のスケジュールがプリントされていました。




スコットは絶不調


シーズン終盤に来て、ホンダの復調のお陰もあり、 ポコノとトロント2戦合わせて、怒涛の3連勝。 ポイントリーダーのエリオに追いつき追い越せ、で 迎えた、得意のミドオハイオ。 スコットは、今までにないくらい、はじめからかなりご機嫌でした。 明らかに笑顔が多かった。 しかし、毎セッション後にはかなりしっかり、 エンジニアと話をしていたので、 手放しで自分好みの車ができているわけではなさそうでした。

レース前に、 「表彰台で、また国旗を貸すからね〜」と、スコットに声を掛けました。 担当エンジニアに「今までの調子で行きましょう!」と声を掛けると、 「たぶんタフなレースになると思うよ」と言っていました。

レースは、完全な作戦負け。ストラテジーが中途半端すぎました。 2ストップなら、そのまま2ストップを押し通せば、 3ストップ作戦が当たったチャーリー・キンボールより前には行けなくても、 とりあえず表彰台には登れたはず。 でも途中から、中途半端に変更したので、結局7位。 エリオより下位だったので、またポイント差が広がってしまいました。残念。

それにしても、キンボール初優勝は感動しました。 予選直前のプラクティスで車をぶつけてしまい、 ガナッシチーム3台分総出で、車を直し、無事、トップ6にも残りました。 作戦勝ちもあったけど、車もかなり速かった。 2位パジェノー、3位ダリオで、ホンダの表彰台独占。 チップも大喜びでした。







フロイド・ガナッシ

海外観戦に行くと、昔からよく◎チームでお見かけする、 いつも柔和な笑顔で、コンパクトカメラで沢山の写真を撮っているおじさま。 私が撮った写真にも写っていたりしますし、 他の方が撮った写真や、TV映像などでも、結構お見かけします。 チップのお父様、フロイドさんです。 ミドオハイオにもいらしていて、二言三言、お話ししましたし、 写真も数枚撮っていただきました。

いつも通り、お元気で何もお変わりなさそうでしたが、 ミドオハイオから1週間後の月曜日に、 87歳でお亡くなりになったことが発表されました。

フォトギャラリーでもご紹介しましたが、 チャーリーの車が戻ってきた時に、脇でチップと握手して、 チャーリーの初優勝を喜んでいました。 ミドオハイオが、フロイドにとって最後のレース観戦になってしまうとは。 ご冥福をお祈りいたします。







最後に

今年もトラブルなく、天候にも恵まれ、 本当に楽しく観戦して、日本に戻ることができました。

帰りの、デンバー−成田便は、トラブルで取りざたされているB787でした。 席に着くと、就航記念トランプが配られていました。 窓際の席は寒いから避けたので、自分では操作していませんが、 日よけが、電子シェードなんですね。 良くある、プラスティックの日よけを下げるタイプではなく、 外がまったく見えなくなるわけではなさそうですが、 ボタン操作一つで、暗くなる。ビックリでした。 まぁ何事もなく、予定より40-50分も早く成田についてしまいました。 偏西風が弱かったからなのか、機体が軽いからなのか。 シートはちょっとちゃちい感じかな?これも軽さの追求でしょうか? 今後もトラブルが出ないことを祈ります。

現地でお会いした方々、留守中にもここに来ていただいた方々、 本当にありがとうございました。
また、最後まで読んでいただいてありがとうございました。
約2年4か月ぶりの海外観戦で、行動パターンを忘れかけていましたが、 3日間、現地の楽しい雰囲気に浸りきっていました。 いつも通り、私が個人的に感じたことばかりを書いてみました。 現地の様子がすこしでもわかっていただければ、 また、観戦を考えている方のお役に立てれば、幸いです。

今年は、去年行けなかった分、ヒューストン2戦も行っちゃうよ〜♪
ということで、ヒューストン後に、また観戦記を書きたいと思います。


2013年9月 Umi



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